ダイビングスクールWITH北九州

奄美大島!

2022.4.7(木)

2022年5月27~29 奄美大島ツアーを開催します!

「奄美大島はどこにあるの?」

それは、

奄美大島があるのは九州南端の「鹿児島県」。鹿児島市と沖縄本島のちょうど真ん中あたりに位置しております。

奄美大島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれるほど自然豊かな島で、“アマミブルー”といわれる鮮やかな海に囲まれています。

アマミブルーの海は、透明度がいいのはもちろん、ウミガメに会えたり、サンゴに癒されるポイントがあったりと魅力いっぱいの海です!

でも、今回の奄美大島ツアーの目的は「水中ミステリーサークル」なのです!


 

水中にこのようなミステリーサークルがあることもびっくりですが、実はミステリーサークルを作成しているのは、奄美大島でしか見ることができない「アマミホシゾラフグ」という全長わずか10 cm~15 cmほどのフグなんです!

ミステリーサークルの大きさは1m~1m50cm。自分の大きさの10倍以上になる見事な幾何学構造をつくりあげるというのは、本当にびっくりです。

では、何のためにこのような巨大な幾何学模様を海底に描いているのでしょうか?

実は、この巨大建築はメスにアピールするための産卵巣(産卵床)だそうです。

ミステリーサークルをつくるのは、アマミホシゾラフグのオスだけです。

1週間ほどかけて、オスはメスのために休むことなくサークルを築き上げます。

最初の2、3日は、うっすらとした模様ですが、4日目あたりから模様がかなりハッキリしてきます。

フグも一生懸命、砂を掘ったり、貝殻を運んできたり、忙しそうにしています。

行ったり来たりを繰り返し、せっせと巣づくりに励むその姿はなんとも健気ですよね。


こうしてアマミホシゾラフグのオスが何度も同じ動きを繰り返すことでミステリーサークルが出来上がります。

そして、オスはメスがやってくるのを待ちます。

メスがやってきて、その中央で産卵が行われ、産卵が終わると、メスは離れてどこかへ行ってしまいます。

オスはミステリーサークルに残り、孵化(ふか)するまで中央で卵を守り続けます。


ほかの魚がやって来ると追い払い、また、ひれを使って水の流れをつくり、卵に新鮮な海水がいきわたるようにしています。

そして、産卵から数日後、卵は孵化します。

 

孵化を見届けたオスは、また新たなミステリーサークルづくりへと旅立っていくそうです。
1年の内、繁殖期である4月中頃~7月中頃の間しか見ることができない。

ミステリーサークルを奄美大島に一緒に見に行きましょう!

 
先日行った延岡ツアーの様子はこちらから